英語で「キツネに会った」の「会う」は「meet」ではありません

学校では「会う」=「meet」と習うので、日本語の「会う」と同じ感覚でどんな場面でもmeetを使う人が多いですが(上級者でも)、meetは場面によって使い分ける必要がある単語です。特に動物に対してmeetは使えません

 

生徒さんが散歩中にバッタリキツネに会ったそうです。

そのことを「×I met a fox.」と言ったのですが、それを聞いた先生は頭の中でイメージしたのはこんな絵でした↓

キツネと握手する男性の絵
イメージ画像は生成aiで作成

 

動物に「会う」はseeを使う

「(偶然)動物と出会った」とか、「動物に会いにいく」などと言う時は、see=見るを使います。過去形ならsawですね。

だから、「キツネに会った」の自然な英語表現は「I saw a fox.」です。

 

人に「会う」はmeetかseeを使う

人に「会う」も一般的にseeを使いますが、初対面の場合にはmeetを使うのが基本です。

会う人物が「知り合い」の場合は「see」を使うのが自然な言い方ですが知り合いでも約束して会う場合には「meet」を使います

 

たとえば、友だちと昼食の約束をして会った、という場合はmeetが使えます(過去形はmet)。

「○ I met my friends for lunch.」

 

「友だちと偶然会った」や「家族と会った」を、

「× I met my friends.」
「× I met my family.」

と言う人が本当に多いですが、

「○ I saw my friends.」
「○ I saw my family.」

が自然な言い方なので、ぜひ覚えてください。

 

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