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今回は、代名詞である「He」と「She」の使い方についての豆知識をお伝えします。
えッ、HeとSheに使い方ってあるの?と思いますよね。あるんです。これもおそらく学校では「使い方」まで習わないので知らない人の方が多いかもしれません。(最近はLGBTの観点から性別を限定しないという流れもありますが)
さて、上の写真を見て「What do you see in this photo?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか?
もちろん写真の中に見える物なら何でもOKですが、ここでは例えば、「空を飛んでいる男性」と英語で言いたいとして、「He is flying ~」と思ったのなら、おっと、今後は気をつけるようにしてみてください。
この場合、「He is~」ではなくて「A man is~」と答えるのが自然です。なぜなら、あなたはこの写真の男性のことを知らないはずだからです。
なので、「What do you see in this photo?」と聞かれたら、「A man is flying in the air.」というように、「A man」から言い始めるのが自然な言い方なのです。
もし「He is flying in the air.」と「He」から言い始めたら、そう聞いたネイティブは「なぜ “He”ですか?この人のこと知ってるんですか?」と頭に疑問符が浮かんだりします。
ほとんどの日本人はこういった場面で、全然知らない人のことを、いきなり「He~」や「She ~」の“代名詞”から言い始めたりしますが、実はそれは不自然でおかしな使い方だということを知っておきましょう。
確かに、「男の人」だからそのつもりで「He」と言ってしまいがちですけどね。
「誰の事/何の事」を言っているのか
he/she/itなどの代名詞は、話題にする人/物のことがわかる時に使わなければ、いったい「誰の事/何の事」を言っているのかがわかりません。
he/she/itは、それが誰のこと/何の事を指しているのかわかる時に使うようにしましょう。
日本語でも同様に、誰か/何かを話題にするとき、それが「誰であるか/どんな人であるか/何であるか」を具体的に説明したあとに、「その人/それ」と続けると思います。いきなり代名詞の「その人/それ」などと言い始めても誰の事/何の事かわかりませんよね。
家族/誰かを紹介するとき
知らない人に家族/誰かを紹介するときも「He」「She 」は、その人の名前を紹介したあとに使います。
上の写真ですが、3人は兄弟で「SLEEPYMAN BANJO BOYS」というバンドを組んでいて、演奏がとても上手です。
メンバーは左から
・フィドル(バイオリン)を弾くRobbie 14才
・バンジョーを弾くJonny 10才
・ギターを弾くTommy 15才
(年齢は撮影当時。現在は成長しています!)
Robbieが観客に兄弟のことを紹介する場面があります。観客は兄弟たちのことを知りません。
Robbieはまず、
「ギターはTommy、僕の兄です」と言い、次に「バンジョーはJonny」というように、それぞれの名前を言ったあとにJonnyのことを「He is also our brother.」と観客に紹介しています。
このように、名前を言ったあとに「He」は使います。
紹介する人(家族)を知らないであろう誰か(観客)に、名前も言わずいきなり「He is our brother.」という使い方はしないということなんですね。
そりゃそうでしょ、と思うかもしれませんが、案外無意識にhe/sheから言い始めるという使い方をする人が多いです。
最後に
もう一度、空飛ぶ男性の写真に戻ります。
写真を見て「What do you see in this photo?」と聞かれたら、「He」から言い始めるのではなく、
「A man is flying in the air.」や「A man is wearing a helmet.」のように、「A man」から言い始めるようにしてくださいね。
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おまけ
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