サウナは好きですか?
いろんな健康効果が期待できるので、利用している人も多いと思います。
先日、生徒さんが「sauna(サウナ)に行ってきた」と英語でお話されました。しかし、その「サウナ」の発音が先生には「sow(サウ)」と聞こえたのです。
sow(サウ)とは雌豚のこと
牧場などで養豚として飼育されている大人の雌豚(メス豚)のことをsowと言います。発音は「サウ」です。
今回生徒さんが言った「サウナ」がなぜ「sow(サウ)」に聞こえたのか?
その理由は、日本人が英語を発音するときによくあるのが、単語の最後が聞こえない、ということです。
なので、生徒さんが「サウナ」と言ったときも、最後の「ナ」が消えて「サウ」と聞こえてしまったんですね。
saunaの発音は「サーナ」
saunaの発音をカタカナ表記するなら「サーナ」が近いです。イギリス発音は/sɔːnə/、アメリカ発音は/sɑːnə/です。
辞書に載っている(saw-na)のsawは、「サウ」ではなく「サー」と発音します。wは発音しません。
実は、ノコギリsawの発音も「サー」と発音します。「ソウ」や「ソー」ではありません。saunaの「サー」と同じです。
▼saunaの発音、「ソ」と思いながら「サーナ」と言ってみてください。音節は2つです。
一方、カタカナの「サウナ」の音節は3つです。3音節で発音してしまうと、2音節であるsaunaとは違う意味になります。
カタカナ発音の「サウナ」は英語ネイティブには通じないので注意するようにしてくださいね。
音節の問題はなかなか難しいですが、サウナのほかにも日本人が英語の発音をするとき、音節が違うために、気付かないうちに意味までも違うものになっている、っていう英単語はたくさんあります。英単語の音節についても意識して発音するようにしてみてください。
あと、「サウナ風呂」の意味で「sauna bath」と言う人もいますが、bathは必要ありません。saunaだけでOKです。
おまけ
「sow」は「種をまく」という意味の動詞もあります。こちらの発音は「ソウ」です。
スペルは雌豚のsow(サウ)と同じですけど発音は違います。雌豚のsow(サウ)は名詞です。
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