「recommend」も日本人が間違いやすい英語のひとつです。
たしかに、辞書や翻訳で確認すると「おすすめ」と出ますが、ほとんどの日本人は「recommend」の正しい使い方を知らないため、不自然な表現をすることが多いです。
間違いやすい理由は、日本語の「に」にあたる「to」を使って”直訳”してしまうからです。
×I recommend to you.
× I recommend you to try onigiri.
といった言い方を耳にしますが、文法的に正しくありません。2つ目の間違い文は「おにぎりを試してみることを勧める」という意味だろうけども、この表現では文法的に間違っているため、ネイティブは違和感満載になります。文法的に正しい表現は○I recommend that you try onigiri.です。
‘‘recommend” 実はネイティブはあまり使わない。代わりにshouldを使うと簡単!
「recommend」は比較的フォーマルな表現(丁寧過ぎ)なので、ネイティブは日常の会話であまり使わないんですね。普段で何かをススメたいなら「should」を使います。
「~するべき」という意味だけでなく、「したほうがいいよ=おススメだよ」という意味で使えますし、相手に対して優しいすすめ方で、この方がずっと自然な表現になります。
○ You should try onigiri.(おにぎりを試すといいよ)
○ If you go to Paris, you should see the Eiffel Tower. (パリに行くならエッフェルタワーがおススメ)
このように、簡単に使えるshouldがおススメです!
recommendを使うのはどんなとき?
専門知識を持つプロが、専門的なアドバイスをする場合や、初対面の人などには「recommend」は適切です。
また、友だち同士では基本的に使わないですが、使うシーンがあるとすれば、専門知識を持つ者が、そのことについておすすめする場合は使うこともあります。
医師が患者に対してアドバイスする場合など
○My doctor recommended that I drink less coffee.(私の主治医はコーヒーを減らすように勧めた)
※同じ内容を友だち同士なら↓下の表現が自然↓。この場合にrecommendは本当におかしいので使わないです。
○ I think that you should drink less coffee.(コーヒー減らした方がいいと思うよ)
レストランなどでお店の人に「おすすめは何ですか?」と聞きたいとき、
○ What do you recommend? で大丈夫です。
それに対してお店の人がrecommendを使って答えるのは適切。
○ I recommend ○○.(○○をおすすめします。○○には料理名などが入ります)
今回はrecommendについてお伝えしました。
recommendに限らずですが、日本語と英語では、文法や単語の使い方、表現方法が違うため、単に日本語を英語に翻訳するだけでは、英語として通じないことがあります。
そのことを理解することが、英語で自然な表現をするためには大切なことなんですね。
日本人によくある英語の間違い集もよければ見てみてくださいね^^