so-soは「まあまあ」と訳されますから、よく使うのを耳にしますが、日本語の感覚でどんな場面にでもso-soと言ってしまうと、使いすぎになって不自然な表現になることがあります。
実は、ネイティブはso-soをあまり使いません。「まあまあ」と言いたい時は、場面によって適切な表現を使い分けています。最後にいくつか紹介しますね。
ネイティブはso-soをあまり使わない
so-soという表現は、「どちらとも言えない」「好きでも嫌いでもない」という中途半端な意味を持つため、質問に対して興味がないような印象を与えることがあります。日本語で言うところの「別に」という感じですね。
日本語でも、「別に」と言われると「ふ~ん」で会話は終わってしまったり、「別にってどういうこと?」と思いつつ、それ以上聞けない感じがあったり。
特に、何かのことを好きかどうかの質問に対する返事として、so-soはほとんど使われません。so-soだとその好みが分からず、相手に失礼になることもあるからです。
so-soが適切な場合はある?
相手からの質問に対して、その答えが中立的な場合や、自分自身がその物事に対して特別な感情がないことを伝えたい場合には、適切な表現となります。
また、質問者が、あなたがどう思っているかよりも、単に物事の事実を知りたい場合にも、「so-so」が役立つ場合があります。
例えば、「この店のラーメンはどうですか?」と聞かれて、美味しかったわけでもまずかったわけでもない場合に、so-soと答えることができます。
so-soの代わりに何がいい?
「まあまあ」 It’s alright.
「それなりに好き」 I kind of like it.
「悪くない」It’s not bad.
●料理やスポーツが上手かどうか聞かれて「まあまあかな」と言いたい時、「I’m not bad.」や「I’m OK.」などが自然です。
●Do you like spicy food ?(辛い物は好きですか)と聞かれた時、好きなら「Yes,I do.」、嫌いなら「 No,I don’t.」と答えましょう。
「まあまです」と言いたいなら、具体的な表現として以下が使えます。
「普通」It’s OK.
「少し」A little.
まとめ
so-soは感情が入った表現ではないため、興味を持っているという気持ちが伝わりにくいです。そのため、会話相手に対して冷たい印象を与えてしまったりする可能性もあります。
ネイティブは「まあまあ」という気持ちを、表情やイントネーションで表現しながらIt’s OK.などと言います。
良好なコミュニケーションのためには、状況に応じて、具体的な表現を使い分けることが大切ということですね。
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