「recommend」も日本人が間違いやすい英語のひとつです
recommendを辞書や翻訳で確認すると「おすすめ」と出ますが、ほとんどの日本人はrecommendの正しい使い方を知らないため、不自然な表現をすることが多いです。
間違いやすい理由は、日本語の「に」にあたる「to」を使ったり、「×My recommend(私のおススメ)」というふうに直訳してしまうからです。
- × I recommend to you.
- × I recommend you.
- × I recommend you to try onigiri.
- × My recommend movie is ○○.
といった言い方を耳にしますが、文法的に正しくないため、こう聞いたネイティブは違和感満載になります。
例えば、いい映画を観たのでそれをおススメしたいとき「あなたにおススメします」と言いたくて、「×I recommend you.」と言うと、ススメているのが映画じゃなくて「あなたをおススメします」という意味になります。
× I recommend you.
○ I recommend ○○. →(○○には、it/that/勧めたい物や事)が入ります。
③の×例文
「おにぎりをおススメします」と言いたい場合、文法的に正しい表現は、I recommend that you try onigiri.ですが、You should try onigiri.(おにぎりを食べてみなよ)の方が自然な言い方になります。
④の×例文
「私のおススメ映画は○○です」と言いたい場合、You should go see ○○.が自然な言い方です。○○には映画名などが入ります。
‘‘recommend” 実はネイティブはあまり使わない。代わりにshouldを使う
「recommend」は比較的フォーマルな表現(丁寧過ぎ)なので、ネイティブは日常の会話であまり使わないんですね。普段で何かをススメたいなら「should」を使います。
「~するべき」という意味だけでなく、「してみなよ=おススメだよ」という意味で使えますし、相手に対して優しいすすめ方で、この方がずっと自然な表現になります。
○ You should try onigiri.(おにぎりを食べてみなよ)
○ If you go to Paris, you should see the Eiffel Tower. (パリに行くならエッフェルタワーに行ってみなよ)
このように、簡単に使えるshouldがおススメです!
recommendを使うのはどんなとき?
専門知識を持つプロが専門的なアドバイスをする場合や、初対面の人などには「recommend」は適切です。
例えば、
●医師が患者に対してアドバイスする場合など
My doctor recommended that I drink less coffee.(主治医はコーヒーを減らすように勧めた)
同じ内容を友だち間なら次の表現が自然です。
I think that you should drink less coffee.(コーヒー減らした方がいいと思うよ)
●基本的に、友だち間でrecommendは本当におかしいので使わないですが、使うシーンがあるとすれば、専門知識を持つ者がそのことについておススメする場合は使うこともあります。
●レストランなどで「おススメは何ですか?」と尋ねるとき
あなた:What do you recommend?
店の人:I recommend the ○○. It tastes good.
(○○には料理名などが入ります)
今回はrecommendについてお伝えしました。
recommendに限らずですが、日本語と英語では文法や単語の使い方、表現方法が違うため、単に日本語を英語に翻訳するだけでは、英語として通じないことがあります。
そのことを理解することが、英語で自然な表現をするためには大切なことなんですね。
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