【使わないで】gather/visit/join/attend/absentなど普段の会話で使うとおかしい英単語たち

今回は、gather/visit/join/attend/absentの使い方についてお伝えします。これらを普段の会話(日常会話)で使っている人は多いと思いますが、実は、ネイティブは普段の会話であまり使わないんですね。

 

英語には敬語がないと言われることがありますがそれは誤解で、実際には礼節をわきまえた丁寧な単語やフォーマルな表現が存在します。

 

辞書や翻訳機で出るものは、直訳だったり、日常会話では使わない「かしこまった表現」が多いです。そういう表現など状況に応じて使い分ける必要があるのですが、

 

日本ではそういった英単語や表現をどんな場面でも使ってしまうため、ネイティブにはおかしく聞こえることがあります。

 

もっとも、学校では『普段使いの言い回し』を習わないため仕方がないことではあります。また、英会話スクールなどでもおそらく指摘されないと思いますので、このことを知らない人のほうが多いのではないでしょうか。

 

gather/visit/join/attend/absentを普段に使ったとしても、確かに文法的にも単語の意味も合っているし、決して間違った表現ではありませんから会話は続くとは思います。だけど、普段の会話で使うとおかしい英単語なんだということを知ってもらえたらと思います。

 

「普段の会話で使うとおかしい英単語」は他にもたくさんあってよく耳にしますが、今回取り上げる単語たちは普段ならcome/goを使うという共通点があります。ぜひ参考にしてみてください。

 

なおタイトルに【使わないで】と書いていますが、場合によってはもちろん使うことあります。どんな場面でも使わないでという意味です^^

Simple is best!

 

日常会話ではcome/goを使ってください。

今回取り上げる単語は下の5つ。

これらは代わりにcome/goを用います過去の出来事なら過去形のcame/went)

 

①gather(集まる)
②visit(訪問する)
③join(参加する)
④attend(出席する)
⑤absent(欠席する)

 

それぞれ見ていきます。

 

①gather(集まる)

gatherは集まるという意味の単語ですが、丁寧過ぎる表現になるため普段の会話では使いません。

使うシーンとしては、例えば総理大臣や大統領とか偉い人がいる場所に「集まる」ときにgatherを使います。ニュースなどで使われます。

 

gatherがふさわしい場合の例文

The people gathered to listen to the Emperor’s speech.
(天皇陛下のお言葉を拝聴するために人々が集まりました)

 

 

●家族とか友だちとか、親しい間柄で集まる時は「come /go 」を使う。(過去の出来事なら過去形のcame/went)。

但しケースバイケースなので、例えばお葬式などで集まる場合は、家族や親しい間柄でもgatherを使います。

 

仕事の後に居酒屋で集まりました。

× We gathered at an Izakaya after work.
〇 Everybody went to a bar together after work.

「集まった」という日本語を直訳してgatheredと言う必要はなく、wentを使って「仕事の後にみんなで居酒屋(bar)に行きました」が自然です。

お正月に家族で集まりました。

× My family gathered at my house on New Year’s Day.
〇 My family came over to my house on New Year’s Day.

親せきや帰省してきた家族が「集まった」わけですが、これもcameを使った方が自然で「みんなが来た」で集まったということが伝わります。

 

② visit(訪問する)

○○を訪ねた=visitedもよく耳にしますが、これも普段使いはcome/goです。(過去の出来事ならcame/went)

但しケースバイケースなのでvisitを使う場合もあります。

 

先週末に買い物で神戸を訪れました。

× I visited Kobe last weekend to go shopping.
〇 I went  shopping  in Kobe last weekend.

visitは「観光客として行く」という意味合いがありますので買い物という具体的な目的がある場合はwentを使って簡単に「神戸に買い物に行きました」が自然です。

 

友だちの家を訪ねました。

× I visited my friend’s house.
〇 I went to my friend’s house.

友だち間なのでwentを使って「友だちの家に行きました」が自然です。

 

visitがふさわしい場合の例文

〇 I visited my friend in the hospital.
(入院している友だちのお見舞いに行きました)
visitには「お見舞い」と言う意味もあります。

〇 I visited a shrine on New Year’s Day.
(お正月に神社に初詣(お参り)に行きました)
神社は厳粛な場所なので丁寧に言う方が良いという使い分けです。他にも歴史的な場所や遺跡・世界遺産など「観光客として」その場所に行く場合もvisitを使います。

 

 

③ join(参加する)

joinは主に「入会する」とか「加入する」という意味ですので、日本での使い方はネイティブには奇妙に聞こえることが多いです。

 

昨晩のパーティーに参加しました。

× I joined last night’s party.
〇 I went to a party last night.

人の集まりに参加することをjoinで表す場合もありますが、パーティーや会議などはwentを使って「行った」というほうが自然です。

 

joinがふさわしい場合の例文

〇 I joined a baseball team.
(野球チームに入会した/入った)

何かのクラブやチーム、グループに入る場合に使います。

 

④attend(出席する)

attendは「出席する」ですが、出席は出席でも、「参列する」「列席する」という意味合いがあります。

なので普段使いならcome/goを使います。

attendを使う時は、特別な催し物や行事・式典などに出席するときです。

 

例えば、

・王室の結婚式(極端な例ですが)
・祝賀会

・仕事関係者の結婚式
・学校行事(ケースバイケース)

 

あと、身分の高い人や目上の人に付き添って出席する場合もattendを使います。

「友だちの結婚式に出席する」や「授業に出席する」はcome/goを使ってください。

 

⑤absent(欠席する)

absentも普段ならcome/goを使ったほうが自然です。

「欠席します」は英語で?absentよりも自然な言い方があります

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欠席と書いたハンコのイラスト

 

最後に

ということで、学校や翻訳機では知ることができない、ネイティブが使う自然な英語表現を当教室では学ぶことができます。

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